結論から言うと、起立性調節障害があっても大学進学・卒業は可能です。
そして大学では合理的配慮という制度を利用することで、自分の体調に合わせた通い方ができます。
ただし、何もしなくても配慮されるわけではなく、自分から動くことが重要なので、この記事では「どう動いたらいいか?」を経験談をもとにお伝えします。

プロフィール
30代会社員。
中学生のときに起立性調節障害を経験。高卒認定を経て大学進学。京都大学大学院修了。
自身の体験から、不登校の子どもを対象としたフリースクールなど、教育分野でのボランティア活動にも関わる。
起立性調節障害の子どもを持つ保護者への講演経験あり。
合理的配慮を知らなかった頃の失敗
当時の自分は、大学は毎日通える人が行く場所だと思い込んでいました。
そのため、自分だって無理して通わないと卒業できないかも……と気負いすぎていました。
実際にやってしまったこと
- 毎日通学できる前提で志望校を考えた
- 朝からフルで授業に出る生活を想定した
この考え方のままだと、どうしても無理が出てしまいます。
体調も安定せず、勉強も思うように進みませんでした。
合理的配慮を知って考え方が変わった

途中で、起立性調節障害でも大学で配慮を受けられることを知りました。
ここで初めて、進学の現実的なイメージが持てるようになりました。
合理的配慮とは
大学では、体調や障害によって不利にならないように、学習環境を調整する仕組みがあります。
例えば、
- 欠席分をレポートで補う
- 試験の受け方を調整する
- 出席に柔軟な対応をしてもらう
といった形でサポートを受けられることがあります。
どうやったら合理的配慮が受けられる?
大学によって異なりますが、だいたいは「教務課・学生課(もしくはそれに準ずる課)」に事情を説明することになるでしょう。
医師の診断書などの提出を求められると思うので、必要書類を提出しましょう。
その後、各授業の担当教員に話が伝わり、配慮を受けられることになります。
にゃあこ午前中の授業はオンラインで受けられるようになる、などの対処をしてくれると思います!
いつ頃に提出したらいい?
もし入学前にその症状がわかっているなら、入学手続きの際に教務課・学生課に相談して、申請に必要な書類を聞きましょう。
学生生活の途中で起立性調節障害の症状が出て診断が下りた場合には、その時点でなるべく早く大学に相談して申請する方がよいと思います。
大学選びで意識したこと
合理的配慮を前提に考えるようになってから、大学選びの基準も変わりました。
意識したポイント
- 近くに家を借りれるか(通学時間を短くできそうか)
- 出席に柔軟性があるか
- 支援体制が整っているか
- オンライン授業に対応しているか
大学によって対応は大きく違うため、事前に調べることは重要でした。
まとめ:起立性調節障害でも「合理的配慮」を利用して進学できる!


起立性調節障害があっても、大学進学は可能です。
そして大学では、合理的配慮によって学び方を調整することができます。
当時は普通に戻らなければいけないと考えていましたが、それが一番つらい考え方でした。
実際には、自分に合った環境を選ぶほうが現実的でした。
大学は選択肢が広い場所です。
だからこそ、自分の体調に合った進み方を選ぶことが重要だと感じました。




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