起立性調節障害というと子どもの病気というイメージがありますが、大人になってからも症状に悩むことはあります。
自分も中学生の頃に発症し、その後も体調の波が続き、大人になってからも完全に安定したとは言えない状態でした。
結論から言うと、自分の場合は漢方を取り入れたことで体調が少し安定しました。
ただし、すぐに劇的に改善するものではなく、あくまで補助的なものとして考えるのが良いと感じています。

プロフィール
30代会社員。
中学生のときに起立性調節障害を経験。高卒認定を経て大学進学。京都大学大学院修了。
自身の体験から、不登校の子どもを対象としたフリースクールなど、教育分野でのボランティア活動にも関わる。
起立性調節障害の子どもを持つ保護者への講演経験あり。
大人になってからの体調と漢方を試した経緯
社会人になってからは、学生の頃とは違ったつらさがありました。
当時の状態
- 朝が弱く、出勤が安定しない
- 午前中は頭がぼんやりする
- 夕方になると少し楽になるが疲れやすい
見た目は普通に働いているように見える分、周りに理解されにくいのがきつかったです。
また悪化するのではないかという不安も常にありました。
こうした体調の波をどうにかしたいと思い、漢方を試すことにしました。
病院で相談し、自分の体質や症状に合わせて処方してもらう形でした。
実際に飲んでいた漢方と感じた変化
自分の場合は、意外にも生理痛改善目的で婦人科で処方された当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)に一番効果を感じました。
にゃあこ後から知ったのですが、起立性調節障害の治療でも当帰芍薬散が処方されることがあるそうです。
ただし、飲み始めてすぐに大きな変化があったわけではありません。
続けていくうちに体調の波が少し緩やかになった感覚がありました。
感じた変化
- 朝のだるさが軽くなった
- 立ちくらみの頻度が減った
- 体調の上下が以前より安定した
女性で起立性調節障害と生理痛両方に悩まされている方には、一番合いやすい漢方なのかもしれません。
起立性調節障害でよく使われる漢方
起立性調節障害では他にも処方される漢方があります。
- 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
めまいやふらつき、胃腸の弱さがあるタイプに使われることがあります。 - 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
疲れやすさや倦怠感が強い場合に処方されることがあります。 - 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
立ちくらみや動悸など、水分バランスの乱れが関係している場合に使われることがあります。
これらはドラッグストアで購入することもできる漢方ですが、起立性調節障害の治療で通院している方は、保険適用で安く処方してもらえる可能性があります。
漢方を試して感じたこと
即効性はあまり期待しないほうがいい


漢方は即効性というより、体質を整えていくイメージに近いと感じました。
短期間で結果を求めると、効果を実感しにくい場合があります。
合う・合わないの差が大きい
当帰芍薬散は自分には合っていましたが、すべての人に同じように合うわけではありません。
体質や症状によって変わるため、試してみないと分からない部分が大きいと感じました。
生活習慣とセットで考えたほうがいい
漢方だけで全てが改善するわけではありませんでした。
- 睡眠リズム
- 食事
- 無理をしない生活
こうした基本的な部分と合わせて整えることが重要でした。
やってよかったこと・注意点
やってよかったこと
- 体調不良の原因を一つに決めつけなかったこと
- 無理を前提にした生活をやめたこと
以前は気合いや根性の問題だと思っていましたが、体の状態として考えるようになり、対処しやすくなりました。
注意しておきたいこと
漢方は体質によって合う・合わないがあります。
自己判断だけで選ぶのではなく、医療機関で相談しながら使うほうが安心です。
また、効果には個人差があるため、全ての人に同じ結果が出るわけではありません。
まとめ


起立性調節障害は、大人になってからも続くことがあります。
その中で、自分の場合は漢方を取り入れることで、体調の波が少し落ち着きました。
ただし、漢方だけで解決するものではなく、生活全体を整える中の一つとして考えるのが現実的です。
同じように悩んでいる人にとって、一つの選択肢として参考になればと思います。








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