【体験談】起立性調節障害の回復期にやってよかったこと・悪かったこと

この記事では、起立性調節障害の回復期に私がやってよかったこと・悪かったことをまとめました!

起立性調節障害でつらいのは、動けない時期だけではありませんでした。少しずつ起きられるようになってきた回復期も、正直かなりしんどかったです。
動ける日が増えてきたのに、前のようには戻れませんでした。焦る気持ちが強くなる一方で、無理をするとまた体調が崩れる。その繰り返しでした。

今振り返ると、回復期は「気合いで頑張る時期」ではなく、「崩れないためのやり方を覚える時期」だったと思います。

この記事を書いた人
にゃあこ

プロフィール

30代会社員。

中学生のときに起立性調節障害を経験。高卒認定を経て大学進学。京都大学大学院修了。
自身の体験から、不登校の子どもを対象としたフリースクールなど、教育分野でのボランティア活動にも関わる。
起立性調節障害の子どもを持つ保護者への講演経験あり。

目次

回復期は焦らない

先に結論を書くと、回復期に大事だったのは、前と同じ生活に急いで戻ることではなく、少しずつ体を慣らすことでした。

当時の私は、起きられる日が増えたことで、もう普通に生活できるはずだと考えていました。
しかし実際は、朝は起きられても午前中は頭がぼんやりし、午後になると急に疲れが出る状態でした。調子の良い日と悪い日の差も大きかったです。

結果としてうまくいったのは、できることを少しずつ増やしていく方法でした。
一方で、見た目が元気そうだから大丈夫だと判断して一気に頑張ったときは、体調を崩してしまい、うまくいきませんでした。

回復期の状態

回復期の当時、私は17歳で、朝は以前より少し早く目が覚めるようになっていました。
ただし、起きてすぐに動けるわけではありません。ベッドの中で10分から20分ほどぼんやりしてから、ようやく体を起こす状態でした。

当時の私は学校に通っておらずフリーターをしながら大学受験の勉強をしていましたが、アルバイトの途中で体調が悪くなって帰る日もありました。
見た目だけで判断すると、もう普通に戻っているように見られることもあり、それがかえってつらかったです。自分でも回復しているのか、まだ不安定なのか判断できませんでした。

気持ちとしては、安心よりも焦りのほうが強かったです。
周りは前に進んでいるのに、自分だけ取り残されていると感じることが多くありました。

やってよかったこと

朝いきなり動かず、体を慣らす時間を作ったこと

以前は、起きたらすぐ立って準備をしようとしていましたが、それでは途中で動けなくなることがありました。

そこで、朝は段階的に動くようにしました。

  • 布団の中で少し目を覚ます
  • 水を飲む
  • 数分座ってから動く

この流れに変えたことで、朝の失敗はかなり減りました。回復期は、いきなり動くのではなく、体を起こす準備をすることが重要でした。

予定を詰めすぎなかったこと

回復してくると、できることが増えたように感じて予定を詰めがちになります。
しかし実際には、詰め込みすぎると翌日に反動が出ました。

そのため、あえて余裕を持たせるようにしました。アルバイトを午後からにすることで午前中にゆったりと過ごせる時間を確保しました。
ここまでできれば十分と区切ることで、体調を安定させやすくなりました。

体調の記録をつけたこと

起床時間や体調、気分などを簡単に記録していました。
続けるうちに、どのようなときに体調が崩れやすいかが見えてきました。

例えば、睡眠時間が短い日や、前日に無理をした日は悪化しやすい傾向がありました。
記録することで、自分の状態を客観的に把握できるようになりました。

家の中でもできることを増やしたこと

学校に行けない日が続くと、何もできていないように感じてしまいます。
そのため、家の中でもできることを少しずつ増やしました。

  • カーテンを開ける
  • 机に数分座る
  • 短時間の散歩をする

こうした小さな行動でも、何もできなかったという感覚が減りました。

やって悪かったこと

すぐに以前の生活へ戻そうとしたこと

回復してきたからといって、すぐに元の生活に戻そうとしたのは良くありませんでした。
アルバイトを増やしたり、勉強時間を一気に増やそうとして、結果的に体調を崩しました。

当時は「同世代からこれ以上遅れたくない」、「人生の遅れを早く取り戻したい」という焦りがありましたが、それが逆効果になっていました。


周りの言葉をそのまま受け取ってしまったこと

大丈夫そうに見えると言われると、無理をしやすくなりました。
しかし見た目が良くなっていても、体の状態が完全に戻っているわけではありませんでした。

このズレが、自分にとって大きな負担になっていました。

休むことに罪悪感を持ちすぎたこと

回復期でも休むと、怠けていると思われるのではないかと感じていました。
しかし、その気持ちのまま無理をすると、体調を崩してしまいました。

振り返ると、回復期には適切に休むことも必要でした。


まとめ

回復期にやってよかったのは、無理に元通りに戻そうとせず、少しずつ体を慣らしていったことです。
一方で、調子が良くなったときに一気に頑張りすぎたのは良くありませんでした。

回復期は、もう少しで良くなると感じるからこそ焦りやすい時期です。
しかし、この時期に無理をしないことが、その後の安定につながると感じました。

起立性調節障害は、回復の途中も決して簡単ではありません。

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この記事を書いた人

30代会社員。中学生のときに起立性調節障害を経験。高卒認定を経て大学進学。京都大学大学院修了。
自身の体験から、不登校の子どもを対象としたフリースクールなど、教育分野でのボランティア活動にも関わる。
起立性調節障害の子どもを持つ保護者への講演経験あり。

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